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Level 3 GitHub Copilot を使う

GitHub Copilot をエディタに導入し、補完・Chat・エージェントモードを使い分けて書く速さを上げられる

  1. レッスン本文
  2. 実務演習
  3. チェックテスト

寄り添う ― 書いているそばで、AIが助ける

「打つそばから、続きが浮かぶ。」

このレベルで身につけること
GitHub の Copilot をエディタ(VS Code)に導入し、3つの使い方——コード補完(入力中に続きを提案)・Copilot Chat(質問・修正)・エージェント(複数ファイルの作業)——を使い分けられるようになる。ターミナル中心の前2つとは違う、“エディタに寄り添う”タイプの道具を体験する。

学習の流れ:① Copilotとは → ② 導入する → ③ 補完とChat → ④ エージェントとCLI → ⑤ 小さなタスクを完走する

📌 前回までの振り返り:Claude Code・Codex は「ターミナルで頼んで任せる」タイプでした。Copilot は主にエディタの中で、あなたが書くのをとなりで助けるタイプ。役割の違いに注目してください。

プランや上限は変わりやすいです。 無料枠の数値などの最新は、公式ドキュメント docs.github.com/copilot を正としてください。


Section 1 Copilot とは

エディタに住む、3つの顔

GitHub Copilot は、GitHub社のAIコーディング支援です。エディタの中で、主に3つの顔を持ちます。

はたらき
コード補完入力中に、続きのコードを薄い文字(ゴーストテキスト)で提案。Tab で採用
Copilot Chatエディタ内のチャットで質問・説明・修正(/explain /fix /tests など)
エージェントゴールを伝えると、複数ファイルにまたがる作業を自分で進める

前の2レベルが「ターミナルで頼む」だったのに対し、Copilot は書いているそばで寄り添うのが持ち味です。

ポイントCopilot は「打つ前に全部頼む」より「打ちながら助けてもらう」。タイピングの延長で使えるのが特徴。

Section 2 導入する

VS Code に入れて、GitHubでサインイン

いちばん簡単な VS Code での手順です。

  1. GitHubアカウントを用意(無ければ github.com で無料作成)。
  2. VS Code をインストール(code.visualstudio.com)。
  3. VS Code の拡張機能から 「GitHub Copilot」 を検索してインストール(Chatも一緒に入ります)。
  4. 案内に従って GitHubアカウントでサインイン(ブラウザで許可)。
  5. 有料プラン未加入なら、自動で Copilot Free(無料枠)で使い始められます。
プランざっくり
Copilot Free無料。補完・チャットに月ごとの上限あり(数値は変わるので公式で確認)。まず試すのに十分
Copilot Pro など有料。補完が無制限になり、使えるモデルやエージェント機能が広がる

Copilot は VS Code 以外(JetBrains・Visual Studio・Neovim など)や、github.com、ターミナル(CLI)でも使えます。 まずは VS Code で基本をつかみましょう。

ポイント「GitHubアカウント+VS Codeに拡張を入れてサインイン」。これだけで、無料からすぐ始められる。

Section 3 補完と Chat

「Tabで採用」と「/コマンドで相談」

コード補完(ゴーストテキスト)

コードを書いていると、続きが薄い文字で提案されます。良ければ Tab で採用、いらなければ Esc で消えます。 コメントで「何をしたいか」を書くと、それに沿ったコードを提案してくれます。

例:# 数字を2乗して返す関数 と書いて改行すると、関数の中身が提案される → Tab で採用。

Copilot Chat

エディタ内のチャットで、日本語で相談できます。よく使うスラッシュコマンドはこの3つ。

コマンドはたらき
/explain選んだコードが何をしているか、やさしく説明
/fixエラーの修正や、より良い書き方を提案
/testsそのコードの動きを確かめるテストを生成
ポイント「補完」で速く書き、「Chat の /explain」で意味を確かめる。書く速さと理解を両立できる。

Section 4 エージェントと CLI

大きめの作業を任せる

エージェントモードは、ゴールを伝えると、複数のファイルにまたがる作業を自分で計画して進めるモードです。 途中でコマンドを実行したり、自分で直したりしながら進み、あなたが変更を確認・承認します。

さらに コーディングエージェント(クラウド) では、GitHub上の課題(Issue)を Copilot に割り当てると、 裏で作業してプルリクエスト(変更の提案)を下書きしてくれます。もちろん、取り込む前に人がレビューします。

Copilot CLI(一言):ターミナルでも Copilot を使えます(npm install -g @github/copilot、Node.js 22以降)。今は「そういう形もある」と知っておけば十分です。

ポイント小さな補助は「補完/Chat」、大きめの作業は「エージェント」。規模で使い分けると効率がよい。

Section 5 小さなタスクを完走する

補完 → 採用 → 説明 → テスト

VS Code で、新しいファイル hello.py を作って試しましょう。

  1. 先頭にコメントを書く:# 名前を受け取って「こんにちは、◯◯さん」と返す関数
  2. 改行すると、ゴーストテキストで関数が提案される → Tab で採用。
  3. その関数を選択し、Copilot Chat で /explain → 何をしているか説明してもらう。
  4. 続けて Chat で /tests → 動きを確かめるテストを作ってもらう。
  5. 生成されたコードとテストを自分で読んで確認してから使う。
ポイント採用したコードは、必ず /explain意味を確かめる。「動く」だけでなく「わかる」状態にしてから次へ。

⚠️ よくある失敗

提案を読まずに Tab で採用し続けてしまう
補完は気持ちよく、つい中身を見ずに Tab を押し続けがちです。しかしCopilotの提案は、誤っていたり・意図と違ったり・世の中の公開コードと一致していることもあります(Copilotには一致をブロックする設定があります)。また、機密情報(パスワードやAPIキー)をコードや質問に書くのも危険です。
学び:補完は“提案”であって正解ではない。読んでから採用し、/explain で確かめる。機密は渡さない。公開コードの一致設定は安全側(ブロック)にしておく。

このレベルのまとめ

  • GitHub Copilot はエディタに寄り添うAI支援で、補完・Chat・エージェントの3つの顔を持つ
  • 導入は「GitHubアカウント+VS Codeに拡張を入れてサインイン」。**無料枠(Free)**から始められる
  • 補完は Tab で採用Chat は /explain /fix /tests、大きめの作業はエージェント
  • 提案は正解ではない。読んで・確かめて・採用する。機密は渡さない
  • ツールごとに持ち味が違う——次のレベルで「使い分け」を学ぶ

次は 実務演習(exercises.md) で、学んだことを自分の言葉にしてみましょう。

実務演習

Level 3 実務演習

やってみる ― 補完・Chat・エージェントを使い分ける

教材を読んだら、必ず手を動かしてください。


演習 1|3つの顔を、用途で説明する

以下のシナリオを読んで、空欄を自分の言葉で埋めてください。

シナリオ:友人に「Copilot の補完・Chat・エージェントって、どう違うの? いつ使い分けるの?」と聞かれました。 それぞれ1文ずつで説明してください。

答えを見る

【参考】こう言えたらOKの例

補完は、書いてるそばで続きを薄い文字で出してくれるやつ。Tabで採用。Chatは、コードについて質問したり /explain で説明・/fix で修正してもらうやつ。エージェントは、ゴールを伝えると複数ファイルにまたがる大きめの作業を自分で進めてくれるやつ。ちょい足しは補完、相談はChat、大きい作業はエージェント、って感じで使い分けるよ。」

ポイント:3つの違いと「規模で使い分ける」発想に触れていればOK。


演習 2|場面に合う使い方を選ぶ

次の場面で、補完/Chat/エージェント のどれが最も合うか選び、理由を一言添えてください。

場面選ぶ使い方理由
A関数を書いている途中、続きをサッと出してほしい
Bエラーメッセージの意味と直し方を知りたい
C複数のファイルにまたがる、まとまった機能追加を任せたい
D今書いたコードが何をしているか説明してほしい
答えを見る

【答え合わせ】

使い方解説
A補完入力中の続きを提案。Tabで採用、いらなければEsc
BChat(/fix)エラーの意味と修正案を相談できる
Cエージェント複数ファイルにまたがる作業を計画して進める。人が承認
DChat(/explain)選んだコードの意味をやさしく説明

ポイント:ちょい足し=補完、相談=Chat、大きい作業=エージェント。


演習 3|補完→説明→テストを完走する(実践)

実際に VS Code で Copilot を使い、次のミニタスクを最後までやってみましょう。

お題:新しいファイルに「2つの数の平均を返す関数」をコメントで書き、補完で関数を作る(Tabで採用)。 その関数を選んで Chat で /explain、続けて /tests でテストを作る。生成物は自分で読んで確認する。

やってみて気づいたこと(ゴーストテキストの見え方・/explainの分かりやすさ・気になった点):
答えを見る

**【参考】**ねらいは“補完と理解の両立”の体感です。次ができていれば十分です。

  • コメントから ゴーストテキストが出て、Tab で採用できた
  • /explain で、採用したコードの意味を自分の言葉に近い説明で確認できた
  • /tests でテストを生成し、自分で読んで確かめた
  • 「動く」だけでなく「わかる」状態にしてから次に進めた

ポイント:補完で速く書き、/explain で意味を確かめる。この両立ができたかどうか。


演習が終わったら、チェックテスト(test.md) で理解度を確認しましょう。


🤖 AI採点の観点(LMS用)

このセクションは、自作LMSの AI評価エンジンexercise_answers.ai_score 0〜100 / ai_feedback)に接続することを想定しています。

演習採点の観点(合格の鍵・3点)
演習1①補完・Chat・エージェントの違いを述べている/②それぞれの用途に触れている/③「規模で使い分ける」発想がある
演習2①判定が妥当(A:補完・B:Chat/fix・C:エージェント・D:Chat/explain)/②理由が用途に合致/③補完とエージェントを取り違えていない
演習3①補完→Tab採用を体験/②/explainで意味を確認/③/testsを生成し自分で読んで確かめた

採点プロンプト(テンプレート)

あなたは「AIコーディング入門」の講師です。Level 3(GitHub Copilot を使う)の演習回答を採点してください。

【レベルの狙い】Copilot をエディタに導入し、補完・Chat・エージェントを使い分けて書く速さを上げられる
【採点する演習】{{演習番号}}
【採点の観点】{{上表の該当する観点(3点)}}
【受講者の回答】{{answer_text}}

次のJSON形式だけで出力してください。励ます語り口で、専門用語は避けてください。
{
  "score": 0〜100の整数,
  "good": "良かった点(1〜2文)",
  "improve": "もっと良くなる点(1〜2文)",
  "one_tip": "次に試すと伸びる具体的な一歩(1文)"
}

チェックテスト(練習・採点あり)

🟢 練習モード:その場で採点します(記録は残りません)。本番採点・進捗・修了証は ログイン後に使えます。

10問・8問以上正解で合格です。すべて選択してから採点してください。

Q1.GitHub Copilot の説明として最も適切なものはどれですか?

Q2.Copilot の主な「3つの顔」の組み合わせとして正しいものはどれですか?

Q3.前の2レベル(Claude Code・Codex)と比べた、Copilot の持ち味はどれですか?

Q4.VS Code で Copilot を使い始める手順として正しいものはどれですか?

Q5.コード補完(ゴーストテキスト)の提案を「採用」するキーはどれですか?

Q6.Copilot Chat の `/explain` のはたらきはどれですか?

Q7.「コードの動きを確かめるテストを作ってほしい」とき、Copilot Chat で使うコマンドはどれですか?

Q8.Copilot の「エージェントモード」の説明として正しいものはどれですか?

Q9.規模に応じた使い分けとして最も適切なものはどれですか?

Q10.Copilot を安全に使うための注意として正しいものはどれですか?

このレベルの気づき

感じたこと・気づいたこと・分からなかった点を一言どうぞ(任意)。送信すると講師に届きます

※ プレビューでは送信できません。

本文を読み終えたら

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