業務自動化プロジェクトの流れ(要件把握→設計→構築→運用)を理解し、事例を読み解いてミニ課題を完走できる
「ここまでの全部が、現場で1つにつながる。」
| ここまでに身につけてきたこと Lv.1 知る 生成AIの仕組みと得意・不得意を説明できる Lv.2 伝える プロンプトの4要素と例示でAIに意図通り指示できる Lv.3 見つける 業務を「トリガー→処理→アクション」に分解できる Lv.4 つなぐ Make.com・API・LINE・スプレッドシートの役割と全体像を読める このレベル(総仕上げ)で身につけること これらを統合し、業務自動化プロジェクトの進み方(要件把握→設計→構築→運用→定着)の全体像を理解する。実例を読み解き、簡単なミニ課題(設計まで)を完走できるようになる。 学習の流れ:① 教材を読む → ② 事例を読み解く → ③ ミニ課題(演習)→ ④ チェックテスト → ⑤ 修了 |
📌 ここからが総仕上げ(Level 0〜4の統合):これまで一つずつ積み上げた「触れる・知る・伝える・見つける・つなぐ」を、ここで1本の"業務自動化プロジェクトの流れ"に束ねます。バラバラだった学びが、現場で1つにつながる瞬間です。
業務自動化プロジェクトとは、現場の困りごとを聞き取り、AIと自動化ツールを使って、人手でやっていた作業を仕組みに置き換える取り組みのことです。
大切なのは、いきなりツールを作り始めないこと。 まず困りごとを聞き、何を自動化すべきかを見極め、仕組みを作り、最後は誰でも回せる状態にして引き継ぐ—— この一連の流れで進めます。
業務自動化は、仕組みを作って動かしたら終わりではありません。 次の3つの段階を意識すると、現場に根づく自動化になります。
| 段階 | やること | このコースのどこで学んだか |
| 標準化 | 業務を分解し、自動化の設計図を作る | Lv.3 業務自動化の考え方 |
| 構築・伴走 | Make.com等で仕組みを構築し、例外を直す | Lv.4 ツールに触れる |
| 定着・引き継ぎ | シナリオを整理し、誰でも回せる状態にする | Make.comの"引き継ぎやすさ"(Lv.4) |
| ポイント | 「作って終わり」ではない。最後に誰でも回せる状態を残すところまでが業務自動化。属人化を避けることがゴールにつながる。 |
業務自動化のプロジェクトを進めるとき、おおまかに次の5ステップをたどります。
図:業務自動化は「聞く→分解→組む→回す→残す」の5ステップで進む。
| 順番 | ステップ | やること | このコースの該当レベル |
| 1 | 要件把握(ヒアリング) | 現場の困りごとを聞き、自動化できる業務を見つける | Lv.3(見分ける3条件) |
| 2 | 設計 | 業務を「トリガー→処理→アクション」に分解し、道具を割り当てる | Lv.3・Lv.4 |
| 3 | 構築 | Make.comで実際にシナリオを組み、AI・LINE等をつなぐ | Lv.4(実装は上位コース) |
| 4 | 運用 | 動かし続け、例外やエラーに対応し、改善する | Lv.1(ハルシネーション対策)・Lv.3 |
| 5 | 定着・引き継ぎ | シナリオと手順を整理し、誰でも回せる状態にする | 属人化を避ける設計 |
| ポイント | このコースで学んだことは、バラバラの知識ではなく1つのプロジェクトの流れにすべて配置されている。Level 5で、それが見える。 |
Lv.4で図として読んだ「再来店リマインド自動化」を、今度は**業務自動化プロジェクトの流れ(5ステップ)**として読み解きます。 (美容室・飲食店・小売・クリニックなど、業種を問わず応用できる典型例です。)
| ステップ | この案件での中身 | 使った道具 |
| ① 要件把握 | 「しばらく来店のないお客様への再来店案内を、毎月手作業で送っていて大変」と判明 | — |
| ② 設計 | トリガー=毎日決まった時刻/処理=5ヶ月経過の顧客を抽出しAIで文面生成/アクション=LINE送信 | 設計図(分解) |
| ③ 構築 | スプレッドシート→Make.com→AI API→LINE をつなぐシナリオを組む | Make.com 等 |
| ④ 運用 | 送信前チェック・予約のカレンダー反映・担当者への日次サマリ通知を回す | カレンダー・通知 |
| ⑤ 定着・引き継ぎ | シナリオと運用手順を整理し、現場の担当者が回せる状態にする | Make.com(引き継ぎ) |
| ポイント | 同じ事例でも、Lv.4では「道具の地図」、Lv.5では「プロジェクトの流れ」として読める。この2つの見方ができれば、実際の構築が理解しやすくなる。 |
実装スキルは大切ですが、それと同じくらい大切なのが、次の心構えです。 どんな業種・どんな立場でAIを活用するときにも共通する原則です。
| 心構え | 中身 |
| AIは手段、主役は人 | 「すごい仕組み」ではなく「人が楽になったか」で成果を測る(Lv.1) |
| 記録する習慣 | 現場の判断・例外・気づきを必ず記録に残し、ナレッジとして資産化する |
| わからないを隠さない | わからない→確認する→記録する→次に活かす、を繰り返す |
| 属人化を避ける設計 | 最後は誰でも回せる状態を残す。特定の人がいないと止まる仕組みにしない |
技術はあとから積み上げられる。土台となる心構えは、ここで固める。
| ポイント | 技術と心構えは両輪。両方がそろってはじめて、現場で信頼される自動化になる。 |
おめでとうございます。ここまでで、AIと業務自動化の土台がそろいました。 ここで学んだ「読める・設計できる」だけでも、身近な業務の見直しにすぐ役立ちます。
さらに、実際に手を動かして仕組みを"作れる"レベルまで進みたい人は、 上位の FDE実装コース(実装編) へ進むことができます。
| 本コースで身につけたこと | さらに実装コースで深める方向 |
| AIの得意・不得意を説明できる | AIエージェントの設計・組み込み |
| 良いプロンプトを書ける | 業務に組み込む実用プロンプト設計・API連携 |
| 業務を分解できる | 実際の案件のヒアリングと要件定義 |
| Make.comの流れを読める | Make.comでシナリオを構築・テスト・運用 |
| 事例を読み解ける | 自分で案件を構築し、納品まで完遂する |
この Level 5 のチェックテストに合格(10問中8問以上)すれば、AI入門・基礎コース修了です。 さらに実装まで学びたい人は、修了後に上位の FDE実装コース(実装編) へ進んでください。
※上位コースは現在準備中の場合があります。最新の案内は運営チームからの連絡を確認してください。
| ポイント | このコースは"終わり"でもあり"入口"でもある。基礎だけでも役立ち、望めば実装力へと積み上げていける。 |
| 「すごい仕組み」を作り込み、現場が使えず放置される ある担当者が、高機能で複雑な自動化を意気込んで構築しました。ところが現場の人には使いこなせず、ちょっとした修正のたびに本人を呼ぶ羽目に。結局「自分たちで回せない」状態が残り、定着というゴールから遠ざかってしまいました。 学び:自動化の成果は「仕組みのすごさ」ではなく「人が楽になり、自分たちで回せること」。引き継ぎ(定着)まで設計に含め、属人化を避ける。AIは手段、主役は人——最後まで、この原則に立ち返る。 |
最後に 実務演習(exercises.md)のミニ課題 を完走し、チェックテスト(test.md) で修了を確認しましょう。
この最終演習は、Lv.1〜4で学んだことを総動員する「ミニ案件」です。 実装はしません。**業務自動化の"設計までを完走する"**ことがゴールです。
あなたへの依頼 ある美容室のオーナーから、こんな相談を受けました。
「常連のお客様に、前回の来店から2ヶ月たったタイミングで、次回予約のお誘いLINEを送りたい。 今はスタッフが顧客ノートを見ながら、手作業で一人ずつ送っていて、毎月すごく時間がかかっている。 なんとかならない?」
顧客の来店履歴は、Googleスプレッドシートで管理されています。
このシナリオについて、演習1〜3に答えてください。
この「2ヶ月後の来店お誘いLINE」は、自動化に向いていますか? **3つの条件(繰り返し・手順が決まっている・判断が単純)**に照らして判断し、理由を書いてください。
| あなたの判断と理由: |
【参考】
向いている。 ① 毎月発生する繰り返し業務、② 「2ヶ月経過した常連に送る」と手順が決まっている、③ 抽出条件が機械的で判断が単純、と3条件すべてに当てはまる。手作業で時間がかかっている点も、自動化の効果が大きいサイン。
この業務を3つの部品に分解し、それぞれをどの道具が担当するかまで書いてください。
| 内容 | 担当する道具 | |
|---|---|---|
| トリガー | ||
| 処理 | ||
| アクション |
【参考】こう書けたらOK
| 内容 | 担当する道具 | |
|---|---|---|
| トリガー | 毎朝決まった時刻になったら(時間がきっかけ) | Make.com(スケジュール) |
| 処理 | スプレッドシートから「最終来店が2ヶ月前」の常連を抽出し、AIで一人ずつお誘い文面を作る | Googleスプレッドシート+AI API(指揮はMake.com) |
| アクション | その顧客のLINEにお誘いメッセージを送る | LINE Messaging API |
ポイント:全体をつなぐ司令塔は Make.com。Lv.4の「道具の地図」がそのまま使えます。
設計を"安全で、人の役に立つ"ものに仕上げます。次の3点について書いてください。
(1) ハルシネーション対策(Lv.1):この設計で、AIに「作らせてはいけない情報」は何ですか? どう防ぎますか?
| 回答: |
(2) プロンプト設計(Lv.2):AIに文面を作らせるとき、入れるべき「役割・文脈・指示・制約」を一言ずつ挙げてください。
| 回答: |
(3) 人が残る場所(Lv.3):この自動化で、人の確認を残すべきステップはどこですか?
| 回答: |
【参考】
これが書けたら、あなたはもう「業務自動化の案件を設計できる」状態です。さらに実装まで学びたい人は、上位の実装コースで、これを実際に構築・運用・納品する力を身につけられます。
ミニ課題を完走したら、チェックテスト(test.md) で修了を確認しましょう。
このセクションは、自作LMSの AI評価エンジン(
exercise_answers.ai_score0〜100 /ai_feedback)に接続することを想定しています。 このミニ課題は総合演習です。次の観点で、Lv.1〜4の力が統合できているかを見ます。
| 演習 | 採点の観点(合格の鍵・3点) |
|---|---|
| 演習1 | ①「向いている」と判断できている/②3条件(繰り返し・手順固定・判断単純)で説明している/③手作業の負担が大きい点を効果のサインとして捉えている |
| 演習2 | ①トリガー・処理・アクションに分解している/②各部品に妥当な道具を割り当てている/③司令塔がMake.comだと示せている |
| 演習3 | ①事実(来店日・予約枠)をAIに作らせない(ハルシネーション対策)/②役割・文脈・指示・制約を挙げられている/③人の確認ステップを残している |
あなたは「AI入門・基礎コース」の講師です。Level 5(業務自動化プロジェクトの進め方)の修了ミニ課題を採点してください。
【レベルの狙い】業務自動化プロジェクトの流れを理解し、Lv.1〜4を統合して案件を設計まで完走できる
【採点する演習】{{演習番号}}
【採点の観点】{{上表の該当する観点(3点)}}
【受講者の回答】{{answer_text}}
次のJSON形式だけで出力してください。修了をねぎらう温かい語り口で、専門用語は避けてください。
{
"score": 0〜100の整数,
"good": "良かった点(1〜2文)",
"improve": "もっと良くなる点(1〜2文)",
"one_tip": "次の一歩(実装コースなど)に向けた一歩(1文)"
}
全10問・8問以上正解で合格です。すべて選択してから採点してください。
Q1.業務自動化プロジェクトの進め方として最も適切なものはどれですか?
Q2.業務自動化を現場に根づかせるために大切な考え方はどれですか?
Q3.業務自動化プロジェクトの5ステップの正しい順番はどれですか?
Q4.「要件把握」のステップで主に使う、このコースの学びはどれですか?
Q5.「定着・引き継ぎ」が目指す状態はどれですか?
Q6.再来店リマインド自動化で、「事実はデータから取り、AIには文面づくりだけを任せる」のは何のためですか?
Q7.自動化に「人が残る場所」を設計する理由として正しいものはどれですか?
Q8.業務自動化で最も大切にすべき姿勢はどれですか?
Q9.同じ「再来店リマインド自動化」の事例を、Lv.4とLv.5ではどう読み分けますか?
Q10.業務自動化を続けていくうえで、このコースが最も大切にしている心構えはどれですか?
感じたこと・気づいたこと・分からなかった点を一言どうぞ(任意)。送信すると講師に届きます。